規制と資格は、もっと細かく切り分けられる

規制は誰を守っているのか

業界の規制や資格制度は、本来、利用者の安全や権利を守るためにあります。その役割自体は重要です。しかし、制度が長く続くうちに、新しい担い手の参入を難しくし、結果として既存の事業者を守る方向に働いてしまう場面もあります。その差が、業界ごとの賃金や待遇の格差として現れているようにも見えます。

「資格が要る仕事」の中身を分解する

資格が必要とされる仕事も、細かく分解すると、高度な専門判断が必要な部分と、定型的な手順で処理できる部分が混ざっています。

医療の例

医療行為の中にも、診断や治療方針の決定のように高度な判断が要るものから、手順が確立した定型的な処置まで幅があります。すでに看護師の特定行為研修のように、業務を区切って担い手を広げる動きもありますが、タスクごとにライセンスをさらに細かく切り分ければ、限られた専門職をより必要な場面に集中させられるはずです。

法務の例

契約書の定型チェックや、手続き書類の作成、退職の意思表示の代行など、定型的な法務業務は少なくありません。AIによる文書チェックや手続き支援が進めば、専門家が担うべき部分とそうでない部分の線引きを見直す余地は大きいと考えます。

当社が守っていること

もちろん、現行の法律や資格制度に反する業務を当社が行うことはありません。当社の業務オペレーション代行も、資格が必要な業務には必ず有資格者が当たる前提で、その周辺業務の仕組み化を担っています。

そのうえで、業務を分解し、手順化し、見える化するという当社の取り組みが、将来の制度のあり方を議論するための材料になればと考えています。